ここではスーパーフードであるアロエベラの栄養効果について述べています。
アロエベラには、ビタミン類やミネラル類、アミノ酸、酵素類、多糖類など、全て合わせると300種類に近い成分が含まれているとされていますが、そのアロエベラに期待出来る栄養効果は以下の通りです。
(参考 久郷晴彦『奇跡の有機アロエベラ』 コスモ21)
アロエベラは美肌の実現や腸内環境の改善に非常に効果的なスーパーフードだといえます。リヴィングフードのカリスマ、デイヴィッド・ウォルフ氏は、『スーパーフード』のなかで、
生のアロエベラのゲル(ジェル)にはビタミンA、C、E、硫化鉱、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、セレン、クロム、抗酸化物質、食物繊維、アミノ酸、酵素、ステロール、リグニン、そして最も重要な多糖類が含まれています。
アロエベラに含まれる多糖類には関節、脳、神経系、皮膚に対する湿潤効果があります。この多糖類は燃焼時間の長い炭水化物で、エネルギーを長時間保つことができます。アロエベラに含まれる多糖類には免疫調整効果があり、免疫系がウイルス、ナノバクテリア、真菌による慢性感染症を撃退します。アロエベラを摂取すると除脂肪筋肉量が増えるため体重が減少します。減量・フィットネスプログラムには不可欠な食材でしょう。
アロエベラは常に美しさと身体の柔軟性を保ち、正常な免疫系と神経系を維持するために役立つスーパーフードです。
(デイヴィッド・ウォルフ『スーパーフード』 高城剛 監訳 医道の日本社 p208~209)
と述べています。
特にアロエベラのゼリー状の葉肉には、ネバネバのムチン質を構成する高分子多糖体(多糖類)が多く含まれています。この高分子多糖体とは、ブドウ糖や果糖、ガラクトースなどの糖類が数珠のようにつながった高分子の糖のことで、広い意味では、食物繊維やオリゴ糖の仲間です。
この高分子多糖体は、薬学博士の久郷晴彦によれば、「粘膜の保護や有害物質の吸収、免疫細胞の活性化、抗炎作用、腸内善玉菌の活性といった働きを強く発揮する」といいます。
また「この高分子多糖体の働きについて、とくに最近注目されているのが、腸内細菌の善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌など)を元気づけるとともに、悪玉菌(ウエルシュ菌、ブドウ球菌など)の勢いを抑えることです」と述べています(参考 久郷晴彦『奇跡の有機アロエベラ』)。
つまり、アロエベラの高分子多糖体には、善玉菌を活性化し、代わりに悪玉菌の増殖を抑えるという、腸内細菌のバランスを整える効果があるのです。
もし腸内細菌のバランスが整うことで腸内フローラが改善されると、免疫力が高まり、風邪を引きにくくなるなど、様々な病気への抵抗性が増すことは十分考えられます。
またアロエベラの腸内フローラを改善する効果は、アトピー性皮膚炎など、腸内環境の悪化が関係している疾患に対しても有効であるように思われます。
アロエベラには高い美肌効果や皮膚の保湿効果、殺菌効果などがあるとされています。そのためアロエを局所に塗ることは、湿疹や乾癬、日焼けなどの改善に効果的だとされています。また、アロエは放射線やX線照射によるヤケドの治療においても高く評価されています。
なぜアロエベラには肌の健康を促すメカニズムがあるのかといえば、アロエベラに含まれている高分子多糖体が、皮膚の保水・保湿性を高めているからだと考えられています。
さらにアロエベラのエキスに含まれるビタミンCやリンゴ酸がコラーゲンの合成を助けているとされています。それに加えて、紫外線による皮膚のシミやくすみや肌の老化の原因になる「活性酸素」を除去する抗酸化物質がアロエベラには豊富に含まれていることも、アロエベラが高い美肌効果を発揮する理由であると考えられます。
このようにアロエベラは腸内環境の改善や美肌効果など、様々な健康効果を発揮してくれるスーパーフードです。
しかしアロエは強い緩下作用や子宮収縮作用があるため、妊娠中の方や痔の疾患がある方は摂取は避けほうが良いとされています。
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